秋の摘採

お盆を区切りに摘採は終わります。
来年の新茶を良質なものにするには、秋に来年の新芽の親となる茶葉を大きく艶のある
充実した茶葉にしなくてはなりません。そのためには、今の葉を摘採せずに残しておきます。
鹿児島県の過去の気温の変化を見ると、お盆を堺に涼しくなる傾向があります。
涼しくなると、茶葉の成長が遅くなるので、茶葉が十分充実しません。
お盆以降に摘採をしたら、来年の新芽の品質に影響が出てくる可能性が、あるということです。
秋に摘採をするのは、茶葉製造が目的ではなく、茶園作りで茶園面をきれいに揃えるのが目的です。
お盆過ぎから放置されているので、大きく、艶のある茶葉は硬くて、茎も木化しています。
1回では、きれいに摘採できないので、2回、3回と同じ高さで摘採を行います。
肥料も8月以降はやりません。肥料が分解されてお茶に作用するまで1ヶ月ほどかかります。
秋(10月中旬)まで成長すればいいので、逆算して肥料をやります。秋以降は、休眠に入ります。
そのとき、肥料成分が残っていると休眠しません。休眠しないとまた、良質の新芽は出てきません。
   人間も休息が必要です。
 山口宇部井筒屋さんには、松村
 高島屋大阪店には、中村がお邪魔してます。

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