「知覧」というところ

鹿児島県の端っこで、じいちゃんが始めた茶作りを継いで3世代目です。
終戦前に特攻基地があった『知覧』ってところに茶畑があります。
温泉地の指宿も近くにあって年間60万人くらいの観光客が訪れます。
知覧というところ
ご覧の通り、田舎です。
子供の育つ環境にはいいかも知れませんが、大人には向きません。
人口は14,000人くらいで、人より防霜ファンの数多いはず。
10年前に比べると、「知覧茶」という名前も
ずいぶん認知度があがったと思います。
スーパーのお茶コーナーにも「知覧茶」の文字を見かけるようになりました。
そんだけ有名になった!?と思えば、それはそれで、ありがたいこと。
ですが・・・
荒茶の価格は、10年前の6割程度までおちこんでます。
お茶は野菜と違って、原料価格の高低が最終価格に反映されず
昔から、中間業者が儲かる流通構造になっています。
知覧町内に33の製茶工場がありますが、生き残りにみんな必死。
お茶専業で生活できる農家も激減してます。
野菜、芋、土方、などなど副業をしないと生きていけません。
知恵と努力で頑張る日々がなんとか続いています。
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