有効積算温度

鹿児島県の1日の平均気温は、お盆の頃を境に下がり始めると言われます。
 

来年の1番茶を良質なものにする条件の1つに、「お盆前に製茶を終わらせる」事が挙げられます。

来年の新芽の状態を良くするには、年を越す時の立派な親葉が必要です。
立派な親葉とは大きく色の濃い充実した葉のことです。
 
その条件として、有効積算温度というのがあります。
茶葉は肥料や水分を吸って成長しますが、日照時間の長さや気温の高さも大きく関係します。
お盆過ぎて気温も日照時間も減少すると茶葉成長が鈍り充分に成長しないまま茶葉が硬くなります。
 
なので、日照時間も温度も確保出来るお盆前までに摘採を済ませた方が、来年の新茶のためにはいいと言う事です。
 
わかっている事ですが、最近はペットボトルの原料用のお茶が、足りない様でお盆過ぎても茶摘み製造する工場が多くなってます。
ペットボトルが出てから、リーフのお茶が美味しくなくなったと言われるの原因の1つに有効積算温度の確保がされないまま、新茶を迎えているという事があるんじゃないでしょうか。
 
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